介護職の仕事内容は差別化が難しい
介護職の求人を作成する際に、多くの採用担当者が悩むのが「仕事内容」の書き方です。
なぜなら、介護の現場で行う業務は基本的に共通点が多く、どうしても似たり寄ったりに見えてしまうからです。
例えば、多くの介護職求人で使われている「介護業務全般」という言葉。
便利で端的に見えそうな言葉ですが、実はこれが応募が来ない原因の一つかもしれません。
実際、全く同じ業務内容の事業所は存在しません。
施設の理念、職員へのサポート体制、教育研修の仕組み、業務分担の工夫など、細かい違いを記載することが「働くイメージ」を確かなものにしていきます。
「ここなら大丈夫!」と思わせることが重要
昨年ウェルミージョブ(旧カイゴジョブ)会員向けに実施したアンケートでは、転職活動で重視するポイントの一つとして『仕事内容』が上位に挙げられました。
どれだけ給与や労働環境が魅力的でも、「自分にできる仕事か」が事前にイメージできなければ、応募に踏み切れないのが求職者の本音です。
「介護業務全般」とだけ書かれていても、事業所によって「全般」の範囲は異なるため、求職者からすると分かりづらく応募しづらい要因になります。
だからこそ、仕事内容を”具体的”かつ”自分ごととしてイメージできるように”書くことが大切です。
“働くイメージ”がわく!仕事内容の改善ポイント5選
ここからは、仕事内容をどう改善すれば働くイメージが湧く求人広告になるのかを、5つのポイントに分けて解説します。
① 業務を詳しく分解して具体化する
「介護業務全般」「看護業務全般」だけでは、その事業所のリアルな業務をイメージすることはできません。
一言で「全般」と言っても、シーツ交換や室内の清掃まで行うのか、入浴介助は担当が分かれているのか、1人で何人の利用者様をケアするのか、などの細かい違いが応募を左右するポイントになります。
業務を詳しく分解して書くことで、求職者は「ここなら自分にもできる!」と判断しやすくなります。
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【例】 × 「介護業務全般」 ◎「食事の配膳・介助、入浴介助、レクリエーション準備」 |
②未経験でも伝わる表現を使う
介護経験がある方には馴染みのある「身体介護」「生活援助」といった言葉も、未経験の方には抽象的に感じられます。
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【例】 × 「生活援助」 ◎「掃除・洗濯・買い物の付き添い」 |
上記のように、未経験者を歓迎したい求人では専門用語を避け、誰が読んでも理解できる表現にしましょう。
③教育体制を丁寧に伝える
「どんな研修があるのか」、「先輩がどのくらいフォローしてくれるのか」は多くの求職者が不安に思うポイントです。
そのため、教育体制の記載がないと、「人員体制が十分ではないために研修まで手が回っていないのではないか?」という不安を持たれる可能性もあります。
下記の例を参考に、研修内容と期間、誰がサポートしてくれるのかを丁寧に記載するようにしましょう。
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【例】 「入社後1週間は先輩職員がマンツーマンで同行し、その後も月1回の研修でスキルアップをサポートします」 |
④1日の流れを見せる
タイムスケジュールを示すことで、求職者は働き方をイメージしやすくなります。
「残業はあるか」「直行直帰は可能か」といったライフスタイルに直結する情報を加えると、応募意欲がさらに高まります。
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【例】 |
⑤業務負担を減らす工夫も伝える
近年では、業務負担を減らす工夫が大きな差別化ポイントになりつつあります。
例えば、記録はタブレット入力でペーパーレス化しているか、シーツ交換や清掃は専任スタッフに任せ、介護職員はケアに専念できる体制にしているか、福祉用具や介護ロボットは導入されているか等の情報は記載するだけで事業所のイメージが良くなります。
また、職員への配慮が行き届いていることも伝わるため、積極的に記載しましょう。
応募につながりやすい「仕事内容」の例
■介護職(訪問)の仕事内容例
■看護職(介護施設)の仕事内容例
「仕事内容」を事業所の強みに変えよう
介護職の仕事内容は一見すると似通っており、差別化が難しいと思われがちです。
しかし、仕事内容の書き方ひとつで「安心して働けそう」「ここなら自分に合う」と感じてもらえる、強力なアピールポイントになります。
今回ご紹介した5つのコツを取り入れて、「ここで働きたい!」と思われる求人広告を作成してみてください。
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