未経験者を採用する3つのメリット
人材不足が深刻化する中、即戦力にこだわって募集条件を絞ってしまうと、人材確保が難しくなります。未経験者でも、これまでの職務経験や社会生活で得たノウハウを業務に活かせる可能性があります。未経験者を採用するメリットと選考方法のポイントをご紹介します。
【1】応募が増える
未経験者にも門戸を広げることで、応募数増が期待できます。過去の経験が介護・医療福祉業務に活かせる人材かに着目しましょう。人員確保の救世主になる可能性があります。
【2】将来性がある人材が採用できる
未経験の仕事に挑戦する人材の多くは、意欲と向上心があります。基礎知識を身につけたいと就業前に初任者研修を取得している人材はさらに期待できます。
【3】職場の活性化につながる
未経験者はこれまでの職務・家事経験を元に新しい方法や考え方を提案してくれる可能性があります。業務の効率化や利用者の満足度向上につながるケースもあり、職場の活性化にもなるでしょう。
未経験者を採用する3つのメリット
介護・医療・福祉業務は臨機応変な対応が求められ、働く時間帯も不規則です。未経験者の中にはうまく適応できない人もいるでしょう。また、過去に未経験者を採用してみたけれど早期離職してしまったなど、失敗を経験したことがあるかもしれません。未経験者の選考は順応できる人材を見極められるかが大切です。
(失敗事例1)理想と現実のギャップ
家族介護でやりがいを感じ、多くの人の役に立ちたいと応募。気持ちが空回りしてしまい、ミスのたびに落ち込み、3ヶ月で退職。
(失敗事例2)勤務体系に適応できなかった
長年デスクワークと土日休みだったため、シフト勤務で体調管理が難しかった。体調を崩し、半年で退職。
順応できる未経験者の共通点は?
未経験でも人と接することに慣れている、シフト制の働き方が苦ではない人材は順応できる確率が高くなります。未経験者の多くが業務スキルを身につける前にこの壁にぶつかり、離職するケースが多くあります。働き方や業務に共通点がある、またはコミュニケーション力のある人材を選ぶとよいでしょう。
【介護・医療・福祉職と共通点がある業務・経験】
・サービス業:飲食、販売、宿泊・ホテル、エンターテインメント
話しやすさや気配りなどのスキルが身についている。シフト勤務の順応性も高い。
・家事・子育て:主婦(主夫)
限られた時間で複数のタスクをこなす段取り力や対処できる能力がある。
・冠婚葬祭業:結婚式場、葬儀場
礼儀やマナーが身についている。重要な場面に立ち会うため、責任感がある。
【円滑なコミュニケーションに必要な5つの要素】
「挨拶、身だしなみ、言葉遣い、表情、態度」の5つは円滑なコミュニケーションに重要な要素です。介護・医療・福祉職は利用者と家族と接することや職員同士の連携が求められます。未経験者の採用時は、基本的なコミュニケーション力がある人材を選ぶことがポイントです。
業務は研修や経験を積むことで、入職後でも習得できますが、コミュニケーション力は簡単には身につかないためです。
未経験者採用に役立つ面接の質問
未経験者の面接は、介護・医療・福祉職の順応性を判断する質問を用意しましょう。必ず、これまでの経験とコミュニケーション力の両面で判断します。また質問の仕方は「はい」か「いいえ」で答えられる聞き方より、本人の考え方や価値観を引き出す質問がおすすめです。以下の事例を参考にしてみてください。
(これまでの経験)
| 質問例 | 回答からわかること |
| Q:介護(医療/福祉)業務で活かせそうな過去の業務経験やスキルがあれば具体的に教えていただけますか? | 経験とこれから挑戦する介護業務の共通点を自分なりに見つけられているかがわかる。 |
| Q:今までの仕事で学んだことの中でもっとも大切にしていることは何でしょうか? | 自分自身の強みや想いを認識している人材は業界や業務内容が変わっても活躍できる。 |
| Q:今までの仕事や私生活で高齢者の方と接したことがありましたら、その時の印象を教えてください。 | 高齢者に対する考え方や接し方がわかる。プラスとマイナスの両面が聞けるとなおよい。 |
(コミュニケーション力)
| 質問例 | 回答からわかること |
| Q:今までの職場で人とコミュニケーションをとるときに、気をつけてきたことは何でしょうか? | 相手に歩み寄る、理解しようとする能力があるかどうかがわかる |
| Q:苦手なタイプの同僚がいた場合、どのように接してきましたか? | コミュニケーションが難しい相手でも、仕事を進めることができるかどうかがわかる。 |
| Q:人と信頼関係を築くために、あなたが大切だと思うことをひとつ教えてください。 | ただコミュニケーションをとるだけでなく、一歩踏み込んでいける人物かがわかる。 |
介護・医療・福祉職の人材は今後ますます需要が高まります。経験者だけで人材を確保するのは難しくなるでしょう。募集の幅を未経験にも広げ、慎重に選考することで将来性のある人材を採用できる可能性があります。
「定着・活躍する"未経験者"の選び方」はPDF形式の資料を保存することができます。資料の巻末には面接で使える選考チェックシートがあります。ぜひ合否判断にご活用ください。
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